トヨタ・100系ハイエースのエンジンの故障解説。
100系ハイエースの1KZエンジンは、ディーゼル車にしては振動が少なく静かなエンジンとして好評だが、やはり振動が少なからずあるためか、あるいは当たり前の走行距離を走破したせいか、ボディとミッショ ンを固定しているミッションマウント(ゴムと鉄のかたまり)のゴム部分が劣化して切れてしまい、エンジンの始動・停止時にガタンガタンと大きな振動と音がする症状を起こすようになる。

これは、長く付き合えば必ず起きる消耗疾患として、各パイロットは覚悟していてほしい。
この治療の際に、同時にチェックしたいのが、エンジンとボディを支え固定しているエンジンマウントもチェックすることをオススメする。

事前の症状としては、ATシフトをDレンジに入れた際のアイドリン振動が多くなったりした時が目安である。このエンジンマウント交換は、ミッションマウントに比べ、交換・時間・工賃か多くかかるので、治療代を確認してから、時間を取って治してもらってほしい。

■100系ハイエースの故障